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2024年07月05日

兼松由奈選手 レースレポート【久万高原ラリー】

こちらのシリーズコラムでは、当社がスポンサー契約をしているラリードライバー兼松由奈選手の情報や、ラリーの魅力などをお届けしています。

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今回のレースは、2024年JAF全日本ラリー選手権のシーズン第3戦。
4月に愛媛県上浮穴郡久万高原町で行われた「久万高原ラリー」のレースレポートが兼松選手より届きましたのでご紹介します!


 



兼松由奈選手 レースレポート
久万高原ラリー


1.レース概要
2.結果
3.レポート
 




1.レース概要
■競技会名称
 2024年JAF全日本ラリー選手権第3戦
 久万高原ラリー

■日程
 2024年4月26日(金)~4月28日(日)の3日間

■場所
 愛媛県上浮穴郡久万高原町 ハイランドパーク みかわ周辺

■参戦車両
 スズキ スイフトスポーツ RJ車両

■ドライバー/コドライバー
 ドライバー   兼松由奈(かねまつゆうな) 
 コドライバー  蔭山恵(かげやまさとし)
 ※コドライバーとは、助手席に座って運転手に指示を出すナビゲーターのことです。

■コース概要
 種目:スペシャルステージ(SS)ラリー
  ・SSの路面 ターマック(舗装路面)
  ・SSの数     8
  ・SSの総距離   105.1km
  ・コース総距離 300.91km



2.結果

 JN4クラス 4位/5台
 総合順位(全日本選手権) 26位/47台



3.レポート

■LEG1(1日目)
朝起きたら予報が大外れした雨。それも小雨ではなく本降りのため、準備していたドライ
タイヤからレインタイヤへ交換し、セレモニアルスタートへ。
ステージが始まる頃には小雨~止みはじめで、かなり滑りやすい路面となっていました。

SS2大川嶺の頂上では濃い霧が出始め、うっすらと見える情報とペースノートを合わせ走行。
午後には雨も止み、路面も乾き始めましたが、塗れている部分と乾いた部分があるような
路面。

SS4大川嶺では午前の霧がさらに濃くなり、10m先も見えない状況に。
全く先が見えず、ペースノートの情報だけではペースを上げることができませんでした。

日曜の予報は晴れ、ブレーキへの負荷が高くなることを想定し、フロントのブレーキパッド
をより耐熱温度の高いものへ交換。
前田選手がリタイアとなり、4位で1日目終了となりました。


 

 


■LEG1(2日目)
予報通り晴れた日曜日は、朝サービスでドライタイヤへ変更。

林道は、乾いたところが多いですが日陰はまだ濡れているような状態で、泥が多く出てい
てかなりスリッパリーな路面となっていました。

ブレーキフェードを警戒して変更したフロントブレーキがかなり強く、車両のバランスが
崩れリアが不安定に。

昼サービスでリアのセッティングを変更し、多少改善はされたものの、リアの不安定さは
消えず。

ただ、フロントブレーキのフィーリング自体は良好だったため、リアブレーキも強くする
ことで、ペースアップにも繋がると感じられました。
2日目もペースは上げられないまま、4位完走となりました。


 

 


■次戦に向けて
開幕戦からペースが上がらず苦しいラリーが続いていますが、それぞれで発見や成長もあり、
大きく前に進める前段階だととらえています。

車両セットを見直すことができたのも今大会の大きな収穫となりました。

次戦の丹後は、昨年車両トラブルがあったものの得意なステージが多いラリーなので、短い
インターバルですがテスト走行や練習回数を増やし、準備して挑みます。

今回急遽コドライバーとして組んでくださった蔭山選手は、チャンピオン経験もある
ベテランコドライバーです。

蔭山選手に乗ってもらうことで得られた経験や、実践的なアドバイスなども活かして、
次戦、良いラリーができるよう頑張ります。




 




■2024年JAF全日本ラリー選手権
第1弾「Rally 三河湾2024」レポートはこちら >>

第2弾「ツール・ド・九州2024in唐津レポートはこちら>>

第4弾「YUHO RALLY TANGOレポートはこちら>>

第5弾「モントレー2024レポートはこちら>>

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