「差別化」の推進と
「提案力」の強化で
選ばれる企業へ
混沌とした国際情勢の不安感を背景にエネルギーや資源価格が
高止まりしているなか、更なる円安の進行、物価上昇を背景に、
住宅価格の高騰に加え市況の低迷が続くなど、経営環境は非常に厳しく、
予測の難しい局面を迎えております。
このように極めて不透明な環境下、業界内では競争激化とともに淘汰再編、
合従連衡が加速することが想定されます。
企業の体力の裏付けとなる“強固な財務内容”や、メーカーとしてのベースとなる
“絶対的な品質”は企業存続の最低条件であることに加え、
お客様に選ばれるための“差別化と提案力”が、生き残りと成長のための
重要な鍵になってくると考えております。
一方、温室ガスの削減・カーボンニュートラルの施策として、木造化・木質化の
普及によるCO2の長期固定化の促進が国を挙げて推進されています。
2025年に開催される大阪万博に向けては世界最大級の木造建築物が建設され、
行政庁舎、学校、介護施設、病院、物流倉庫等でも木造建築が取り入れられるなど、
非住宅分野全般の木材需要は年々増加しています。
また、大工就業者は30年前に比べ40%に減少し、加えて高齢化が
進んでいることから、建築現場の人手不足は年々深刻化しており、
「作業の省力化」は社会的課題における重要なキーワードとなっています。
我々は、こうした時代背景のなか、長年に亘り培った技術や強みを維持しつつ、
時代や市場の変化に沿った事業・商品へと進化を遂げていくために
今期のスローガンとして「Change & Create New7」を掲げました。
このスローガンのもと、脱住宅への展開、省施工商品・サービスの拡充に資する
差別化の推進と提案力の強化、そして、従前の延長上ではない
当社の新たな将来を創造する事業創出に傾注してまいる所存です。
代表取締役 社長執行役員
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