兼松由奈選手 レースレポート【YUHO RALLY TANGO】
こちらのシリーズコラムでは、当社がスポンサー契約をしているラリードライバー兼松由奈選手の情報や、ラリーの魅力などをお届けしています。
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今回のレースは、2024年JAF全日本ラリー選手権のシーズン第4戦。
5月に京都府京丹後市で行われた「YUHO RALLY TANGO」のレースレポートが兼松選手より届きましたのでご紹介します!
兼松由奈選手 レースレポート
YUHO RALLY TANGO
1.レース概要
2.結果
3.レポート
1.レース概要
■競技会名称
2024年JAF全日本ラリー選手権第4戦
YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg
■日程
2024年5月10日(金)~5月12日(日)の3日間
■場所
京都府京丹後市周辺
■参戦車両
スズキ スイフトスポーツ RJ車両
■ドライバー/コドライバー
ドライバー 兼松由奈(かねまつゆうな)
コドライバー 山下秀(やましたしゅう)
※コドライバーとは、助手席に座って運転手に指示を出すナビゲーターのことです。
■コース概要
種目:スペシャルステージ(SS)ラリー
・SSの路面 ターマック(舗装路面)
・SSの数 8本→4本
・SSの総距離 61.88km→28.65km
・コース総距離 233.08km
2.結果
JN4クラス 7位/8台
総合順位(全日本選手権) 40位/76台
3.レポート
■LEG1(1日目)
気持ちよく晴れた土曜日は、ドライタイヤ301RのMを選択し、SS1へ。
トップタイムとは5秒差と、大きな差はなくスタート。タイヤと路面の相性もよく、
昨年のペースよりも少し遅いですが、マシンのフィーリングもよくSS2へ。
SS2のタイムも大きく離されることはなく、SS2の逆走に向けて2時間半のプール。
ここで減衰力などセッティングを調整しました。
ようやくSS3がスタートしたところで、山林火災による赤旗でステージを続行できず、
午後のサービスへ。
変わらず天気も良く、ステージも減って短くなってしまったためタイヤは交換せず午後の
ラスト1本を走ることに。
午後はSS1のリピートの1本のみでしたが、タイムダウンとなってしまいました。
走行後、フィーリング良く走行できたのにタイムが落ちてしまう原因を探ると、使用して
いるエンジン回転数が違うことが判明。タイムアップにつながる発見となりました。
■LEG1(2日目)
1日目の夜に、山林火災の影響でLEG2のステージ2本がキャンセルとなる通知があり、
残るステージは4.5kmの2本のみとなってしまいました。
2日目は朝から曇り模様。雨予報もある中、朝は昨日に続きドライタイヤを選択。
サービスパークを出るころには雨がパラつきはじめ、ステージの路面は予想できない状況です。
スタート地点ではやはり雨がパラついており、すでにリタイア車1台の情報が…。
見たところドライ路面に見えますが滑りやすい路面で、走行中にさらに1台リタイア車が
あり、難しい路面になっていました。
午後のもう1本はさらに雨が降っていたのですが、山の頂上を超えると乾いている状況で、
かなりペースを落としてしまい7位にて完走となりました。
■次戦に向けて
3連戦が終わり、クルマの走らせ方の新しい発見や、色々なコドライバーと組むことによる
経験値など、多くのことが得られました。
しかし、昨年のペースを取り戻すことができず、まだまだ練習や準備が足りていないと猛省
しております。
次戦モントレーは昨年は開催されなかったラリーで、今までに使用されていない新しい林道
も多くあります。
とくに、頭文字Dなどでも有名な碓氷峠の旧道は見どころで、私としても走れるのが楽しみ
なステージでもあります。
どんな路面状況かはわかりませんが、運転もですが初めての道ということで、ペースノート
を作る練習を重点的に行って挑みます。
■2024年JAF全日本ラリー選手権
第1弾「Rally 三河湾2024」レポートはこちら >>
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