天然ゴムの木を活用した環境配慮型のものづくり
廃棄されるはずの木材を有効活用
天然ゴム(ラテックス)の樹液採取後、林地残材となるゴムの木。
当社では、環境負荷の低減と資源の有効活用を目的として、樹液を採り終えたゴムの木を原材料とした、ゴム集成材を主力製品に活用しています。
ゴムの木は通常、樹液を採取し終えると伐採され、廃棄されることが一般的ですが、当社ではこの木材を集成材として活用することで、資源の有効利用を進めています。
持続可能な資源活用
ゴムの木は成長が早く、計画的な植林と伐採が可能なため、持続可能な資源として注目されています。伐採後には再造林が行われるサイクルが確立されており、森林資源の持続的な活用が可能となっています。
また、ゴム林がこの循環の中で継続的に管理・再生されることで、CO₂の吸収も活発に行われ、地球温暖化防止にも寄与しています。
ラテックス農家への貢献
ゴムの木の木材活用は、単に環境負荷を減らすだけでなく、経済的な側面でも大きな意義を持ちます。
ゴムの木材の販売は、主に東南アジアのラテックス農家にとって貴重な副収入源となっており、世界で約3,000万人の生計を支えています。この仕組みにより、農家の生活基盤を強化するとともに、地域経済の安定にも貢献しています。
高品質な内装建材としての活用
ゴムの木は、耐久性と加工性に優れた木材として知られています。当社では、輸入したゴム集成材を用いて階段やカウンターなどの内装建材として加工し、住宅や商業施設向けに提供しています。これにより、資源の有効利用とともに、高品質な製品を提供することが可能となっています。
ゴム集成材を活用することは、森林資源の持続可能な利用のみならず、廃棄物削減にも貢献し、CO₂排出削減にも寄与することが期待されます。
当社は今後も、環境に配慮した持続可能な製品づくりを進め、より良い未来のために貢献してまいります。